気づけばSDGs活動
2015年9月、ニューヨークの国連本部で「国連持続可能な開発サミット」が開催され「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。
アジェンダには、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットが掲げられており、これが「持続可能な開発目標(SDGs/エス・ディー・ジーズ)」です。
私たち川木建設も、環境対策などの取り組みを、会社設立以来推進してまいりました。


















行動の10年
2020年1月、SDGs達成のための「行動の10年」がスタートしました。
川木建設においても、企画・設計から、施工・アフターサービスなど、全てのシーンや部署において、SDGsの目標達成に向けた取り組みを推進していきます。
建設業界の一員である当社が、この取り組みを積極的に進めることは、持続可能な街づくり、家づくり、ひいては “持続可能な人々の暮らし” をつくるうえで、重要な責務であると捉えています。

17の目標
SDGsの17の目標は、大きく3つの視点で考えることができます。
1~6番は、貧困や飢餓、健康と福祉など、人が暮らすための基礎的な目標です。
発展途上国の課題が中心ではありますが、私たちの暮らす日本でも重要な目標です。






7~12番は、先進国や企業活動での目標が多く並んでいます。
11番の「住み続けられるまちづくりを」などは、建設業界全体で取り組むべき課題といえるでしょう。






13~17番は、国や地域の枠組みを超えて、地球規模で取り組む目標ですが、私たちにもできることがあるという視点で、取り組みを進めてまいります。





川木建設の具体的な取り組み
~ 4つのテーマ ~
SDGsに取り組むにあたり、私たち川木建設では「環境保全」「地域貢献」「人」「健康」という、4つのテーマを設けました。
この4つのテーマについて、これよりご紹介させていただきます。
テーマ1 「環境保全」

私たちが暮らす、この地域の環境を守ることは、持続可能な世界をつくり、維持することに繋がります。
また、次の世代へと幸せのバトンを渡す上でも必要なことです。
建設業という、建物をつくる会社だからこそ、企業活動のあらゆるシーンで環境保全を常に考え、その結果を実践へと繋げていきます。
環境保全の主な取り組み項目
- 作業現場での男女別トイレの設置
- 太陽光発電システムの推進
- 光と風を取り入れた間取りの提案
- 省エネ住宅の開発・提案
- 木質ゼネコン®の推進
- ペットボトルキャップの回収運動
- 高耐震高耐久の家づくり
- 高品質の施工
- コピー用紙の再利用
- ダンボール、古紙、鉄材の収集・リサイクル
- 産業廃棄物の適正処理
- 木材、プラスターボード等廃棄物の分類
- 蛍光灯の分類廃棄
- アイドリングストップ運動、エコ運転の推進
- 木造住宅の建設・木材利用の促進
- 周辺地域の一斉清掃
環境保全に関連する目標





具体的な取り組み例/省エネ住宅と木質ゼネコン®

2050年カーボンニュートラルな社会を目指すという目標に向けて、これからは、地球環境と暮らしの健康を考えた家づくりが大切となります。
私たちは、生活に必要な消費エネルギーを抑制し、再生可能エネルギーで生活できる、健康で快適に暮らせる、家づくりを目指していきます。
また日本では、公共建築物から民間建築物まで、幅広く木材の利用を推進するための「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されています。
これにより、建物の構造を木質系の材料でつくる「木造化」や、内装などを木質系とする「木質化」が始まっています。
木材は、森林が吸収した炭素を貯蔵しているため、木材の利用を推進することは、地球温暖化防止への貢献ともなります。
川木建設も「木質ゼネコン®」として、積極的な木材利用を推進しています。
具体的な取り組み例/太陽光発電システムの推進

太陽光発電によって作られる「再生可能エネルギー」は温室排出ガスを抑制できる、地球環境にやさしいクリーンなエネルギーです。
私たちは、持続可能な未来のため、太陽光発電システムによる、「創エネルギー」を推進して参ります。
テーマ2 「地域貢献」

私たち川木建設は、明治2年に、川越の地で創業いたしました。それから 154年の長い間、地域の皆様に支えられ、地域の皆様とともに歩んでまいりました。
地域の皆様に高品質な商品をご提供することや、地域の皆様からご信頼をいただける会社経営などを通じて、私たちは、これからも地域の皆様と歩んでいきます。
地域貢献の主な取り組み項目
~ 直接ご提供するもの ~
- 高耐震高耐久の家づくり
- 高品質の施工
- 省エネ住宅の開発・提案
- かわもくふれあい夏まつり
- 周辺地域の一斉清掃
- 端材(木材)の無料配布
- 公正な不動産仲介の実施
~ ご信頼をいただける会社経営のために ~
- ワークライフバランスの推進
- DX化の推進
- 定年後の再雇用制度
- 理念に基づく会社運営
- 技術者の育成
- 事業継続認定の取得
地域貢献に関連する目標




具体的な取り組み例/かわもくふれあい夏まつり・周辺地域の一斉清掃

川木建設では、地域の皆様への感謝の気持を込めて、二年に一度「かわもくふれあい夏まつり」を開催しております(※コロナ禍の為一旦中止し、現在は再開時期を調整中です)
また月に一度、本社周辺地域の一斉清掃を行っています。
これらは、この地域で事業をさせていただくことへの、感謝の気持ちによるものです。
また、各建築現場でも、現場内の清掃はもとより、現場周辺の清掃活動を続けています。
具体的な取り組み例/公正な不動産仲介の実施

川木建設では、2009年より不動産売買仲介事業を手掛けております。
愛着のある不動産のご売却や、家族の暮らしを支えるマイホームのご購入は、お客様の人生における一大イベント。
私たちは「お客様に喜んでもらえることを喜びとする」という経営理念のもと、お客様本位の公正な不動産売買仲介の実現を目指し、透明性の高い新鮮で豊富な不動産情報を提供しております。
土地探しから住まいの建築、その後のアフターサービスまで、ワンストップで対応できる地域密着の建設会社として、お客様の人生に寄り添った末永いお付き合いをさせていただきます。
テーマ3 「人」

「建物をつくる前に人をつくる」
私たち川木建設は、社員一人ひとりの人間教育に努めています。それは、人として成長した社員一人ひとりの絆(きずな)が、SDGsの目標達成に向けた大きな力になる信じているからです。
人に関連する主な取り組み項目
- 階層別教育、専門研修、人間力教育の充実
- 性別に関係ない実力による役割
- ワークライフバランスの推進
- DX化の推進
- 定年後の再雇用制度
- 理念に基づく会社運営
- 技術者教育
- 公正な不動産仲介の実施
人に関連する目標





具体的な取り組み例/最も大切にしている「経営理念」
経営理念
- 顧客
- 私たちは、最高の建設サービスを追求し、
お客様に喜んでもらえることを喜びとします
- 社員と会社
- 私たちは、仕事を通じて自己実現をはかり、
自分自身の成長と会社の発展を一致させます
- 地域
- 私たちは、地域のつながりを大切にし、
地域の信頼をもとに地域社会に貢献します
教育理念
〜 企業経営のすべては人間教育にあり 〜
「建物をつくる前に人をつくる」
-
人材像
〜 仕事を通じて人間的成長をはかる 〜
主体性のある人間力と高い専門スキルをもった自立人間
-
組織像
〜 教えることは学ぶこと 〜
ワイガヤ風土をもって相乗効果を発揮する自立集団
-
教育目標
- 目標を持ち自ら考え自ら行動する自責人間を育てる
- 礼儀マナーと自己規律のある自律人間を育てる
- 仕事に厳しく人に思いやりのある協働人間を育てる
私たちは、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを深く考え、お客様の喜びを自らの喜びにできる人間集団をめざしています。そのために、社員一人ひとりが志と夢を持ち、自ら考え自ら行動する主体的な人間力と高い専門スキルを兼ね備えた自立人間でありたいと考えています。そして、相手を受け入れ感謝の心を持つ自立した同志が集まり、本気でぶつかる自由闊達なコミュニケーション風土から、大きな可能性が生まれると考えます。
会社は自己実現の「舞台」であり、社員一人ひとりが「人間的成長」を通じて真の幸せを得ることが仕事の「目的」であると信じています。
具体的な取り組み例/技術者教育

川木建設の採用は新卒採用をベースに行っており、技術経験者を優先して採用を行っておりません。社員(技術職)教育は時間もかかり全社挙げての優先事項(建物をつくる前に人をつくる)でもあります。
このことについては社員全員が認知しており、自覚と行動力により現在では、上司が部下へ、先輩が後輩へ、経験者が未経験者へ、時には先輩が後輩に教わる場面も見られます。
このような教える文化は『教えることが一番の学びである』をモットーに、自己成長が目的としている仲間が集まっているからこそ、縦横斜めの教育文化が生まれ、支えられております。
社内教育の他、しっかり技術者としての学びの機会も設けております。
協力会社(専門工事会社)と共に専門知識(資格)を取得することにより、同じ学びの中から生まれる共生感を育むことにより、現場での職場環境整備のも役に立っていると感じております。
テーマ4 「健康」

健康には、お客様及び地域の皆様の健康、協力会社の方々の健康、社員の健康等があります。
お客様及び地域の皆様には、健康改善効果が期待される自然素材の「木の家」及び、「中大規模木造建築」として商業施設・教育施設等にも木造建築をご提供しています。
協力会社の方々や当社社員には、働きやすい職場環境作りや心身の健康チェックにより、健康促進に努めています。
健康の主な取り組み項目
- 建築現場へ入る人の体温測定
- 建築現場入場時の健康チェック、血圧測定
- 健康診断の実施
- AEDの設置
- 階層別教育、専門研修、人間力教育の充実
- 木を活かした家づくり(「木の家」「中大規模木造建築」)
- 高耐震高耐久の家づくり
- 高品質の施工
- 省エネ住宅の開発・提案
- 事業継続認定の取得
- 周辺地域の一斉清掃
- 端材(木材)の無料配布
健康に関連する目標



具体的な取り組み例/木を活かした家づくり

自然素材である木材には、人をリラックスさせる効果があります。家は、家族が共に暮らし、大切な時間を過ごす場所だからこそ、リラックスでき健康な「木を活かした家づくり」を、私たちは大切にしています。
また性能面でも、断熱性に優れ、調湿性・通気性が良いという特長があり、木は高温多湿な日本の家づくり適した建材です。
熱伝導率が低く、燃えても表面にできる炭化層が内部の燃焼を防ぐことから、耐火性にも優れています。
具体的な取り組み例/建築現場入場時の健康チェック、血圧測定

建築現場における作業員の受け入れ時教育と健康管理は非常に大切な業務にもなっております。
各協力会社の職員の方は現場ごとに違ったルールや危険な箇所を把握せずに入場してきます。ここで新規入場者教育は現場ごとのルールや現状を教育することにより少しでも危険な状況を排除すべく実施しております。
また、健康チェックも行っております。
血圧測定は、高所作業は当然ながら危険な状況がたくさんありますので、まずは健康な状態での作業を行っていただくために、自らの健康状態を把握するためと、危険な状態での作業を行わせないといった意味から実施しております。
また、コロナ対策としての体調管理は毎日検温を実施しており、基準値を超えた作業員が入場・作業しないよう管理を徹底しております。