REPORT

カワモクの風

2008年3月 木を育み、人を育てる

「木を育み人を育てる企業でありたい」
明治2年に木材業として創業以来、139年、木と共に歩んで参りました。日本人は古来より森を守り、木を育て、木の家で木と共に暮らしてきました。
まさに、日本の文化は木の文化と言っても過言ではありません。
木は、長い年月を経て育ち、長い年月がかかるほど年輪が密になり硬く強くなります。
そのように長い年月をかけて育った木は、成長が早い木に比べ、樹脂が多いため防腐や殺菌作用があり、外部環境の大きな変化に耐え、長く生き続けられるのです。年輪が細密で健全な樹木は、健全な根が支えており、根が張れば張るほど、深ければ深いほど長寿につながります。まさに大樹深根です。
即ち、外からは見えない「根」や「年輪」によって、木の価値が問われる訳です。
このことは、人についても同じ意と私たちは考えます。情報が氾濫している今日、変化が激しいがゆえに表面的なテクニックや方法に依存し、内面にある大切なものを見失いがちになるのではないでしょうか。最も大切にしたいのは理念。即ち、揺るぎない「思い」。
「思い」からすべては生まれる。
私たちは、どうしたらお客様に喜んでもらえるかを深く考え、お客様に喜んでもらうことを喜びにすることを理念としています。それが、仕事を通じて一人ひとりが人間的に成長し、自己実現につながり、真の喜びと誇りを得られることと確信しています。
これからも、一人ひとりが夢や目標に向かい、最後までやりきる強い心と感謝の気持ちを持った自立した人間集団を目指します。