REPORT

カワモクの風

2008年9月 北京五輪に思う

史上最多204カ国が参加した北京五輪。
私たちに多くの感動と勇気を与えてくれた。
合計25個のメダルを獲得した日本選手団。世界新記録で2連覇を果たした北島選手の水泳をはじめ、史上初の快挙を成し遂げた男子リレーの陸上などなど。
そのアスリートたちへのインタビュー。
「恩師への感謝」「家族への感謝」「仲間への感謝」
自然にわき出る偽りのない言葉の裏に、どれほどつらい汗と涙の努力があっただろうかと思わずにはいられない。
悲願の金メダルを獲得したソフトボール。
前人未踏の力投で日本中を釘付けにしたエース上野投手。
「人に負けてもいい。でも、やるべきことをやらない自分の弱さに負けたくない」
輝きの陰にある、自分自身に打ち勝つまでの思いの強さとやり切る力。
一方、全員プロ選手で固めながらメダルを逃した星野ジャパン。他と違い高級ホテルの宿泊など厚遇を受けるプロの環境が邪魔をしたとさえ思えた残念な結果だった。
右手で目頭を押さえながらベンチ裏に下がった宮本主将の一言。
「相手の方が思いが強かった」
全ては思いから始まり、思いの強さが努力と継続を生み出し、現実の結果として現れる。
それは、まさに人の潜在能力が引き出される「自己実現」という最高の報酬を得るプロセスとも言える。
どんな分野でも、どんな仕事でも、どんな立場でも、その最高の報酬は得られる。
自分自身の目標に向かって、今の一瞬一瞬を全力投球で生きていれば。
真の喜びと誇りを実感できる「揺るぎない自分」と出会うために。
それが私たちの「仕事をする究極の目的」です。
「私たちは、仕事を通じて自己実現をはかり、自分自身の成長と会社の発展を一致させます」