2009年1月 謹賀新年 140周年を迎えて
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年、弊社は創業140周年を迎えるという、大変節目の年であります。
明治2年5月、川越市六軒町にて産声を上げて以来、材木店として77年間、木材の製造販売を営み、戦後昭和21年に川越木材工業株式会社へと法人化、木材販売を中核事業とする傍ら、昭和40年に川木建設株式会社を設立し、総合建設業、住宅不動産業に進出し今日に至っております。
一言では語り尽くせない140周年ですが、地域のお客様をはじめ、取引先の皆様、先輩・社員のおかげと心からの「感謝」の一言に尽きます。
創業から140年を迎えようとしている今日、世の中は100年に一度といわれる、世界的不況の悲壮感漂う環境にあります。この様なとき、先人達は何を考えどのような思いで乗り越えてきたかと考えずにはいられません。
我が社の応接室に一枚の写真があります。それは明治39年、約100年前の製材工場設立時の先人達の姿です。その古ぼけた写真の風景から、貧しい時代の雰囲気を感じると同時に、なぜか総勢54名の表情は、一人ひとりが凛々しく、その澄んだ瞳の奥に、夢と希望がまっすぐに伝わってくる不思議な写真です。
その家訓にある創業の精神の一文、
「商売はあきないでやれ」
いつの時代も、夢を持って歩み続けることの大切さのメッセージでもあります。
夢そのものは変わりますが、夢を持って歩み続ける大切さは不変。
140年を経た現在の経営理念、我が社の価値観
「情熱と想像力を持って、誠実に夢を追い続ける」
まさに、「商売はあきないでやれ」が原点そのものです。
未来は誰にもわかりませんが、自分たちで築いていくことは誰にでもできる。
100年前の先人達が、そうであったように。
お客様に喜んでもらい、地域社会に貢献し、人として成長していくために。
これから時代が変わっても、140年前から変わらぬ思いで歩み続けていきます。