2009年2月 一通の手紙
あるOBのお客様から年賀状を頂きました。
『年賀状ありがとうございました。お世話になりました。とても良い姿勢ですね。でも、本当にそうであるには、今、貴社は何か欠けているように見受けられます。研究してください』
普段、応援してくださっているお客様だけに、真摯に受け止めざるを得ませんでした。
そして、その瞬間、この言葉を思い浮かべました。
「アマチュアは良いところを伸ばすことに集中するが、プロフェッショナルは、欠けているところを謙虚に認め、埋めていくことに努力する」
私たち社員一人ひとりの成長が会社そのものを反映しています。
「欠けているもの」とは何か。
今、一人ひとりが理念に基づく行動が表面的になっていないか、原点に立ち返らなければなりません。私自身も、社長に就任して以来、周りの人に支えられて厳しい環境を乗り越え、今がある事を、忘れることなく見つめ直さなければと痛感しています。
まさに、社員や会社は自分の鏡ですから。
一人ひとりが自分の足元を見つめ基本に返り、あたりまえのことを実行していく
「あたりまえのことを徹底するとあたりまえでない結果が生まれる」
その一つの取り組みとして昨年末より5S活動の実行を徹底しています。5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾を意味します。その目的は、美化運動でも掃除活動でもありません。それは、徹底してムダを排除し、社内の問題点を洗い出し、問題解決する体質づくりです。
まさに、欠けていることの発見にもつながると信じています。
「人は欠けているからこそ価値がある。だからこそ成長できる」
その真実を支えに、私たちは勇気をもって自分自身を見つめ「実行」してまいります。