カワモクの風

最近、携帯電話のカメラ機能の普及により、どこでも簡単に「記憶」を「記録」に残すことが出来ます。
先日、その携帯電話のデータ整理をしていたところ、一枚の写真が残されていました。
この写真を公開するかどうか、３日間悩みに悩やみましたが、ここで「公開」しないと一生「後悔」すると決心し、周りの反対を押し切り、勇気を持って公開させていただきます。その写真とは－ － － －

そうです、先月行われた新入社員歓迎会のひとコマです。
なんと、この川越に「矢島美容室」を超えた「H川美容室」が結成されました。
会場は爆笑ムードにつつまれ、社員達の喜び合う姿が、そこには溢れています。
「そういえばH課長、最近、やけに忙しそうだったのは、この仕事だったんだ！」
と言いながら隣のK君が、床に笑い転げ落ちていきました。
私はその瞬間、我が社に「企画室」ならぬ「美容室」という組織が存在していたことを初めて知りました。
あれから丁度一ヶ月、色気のある赤いドレス、ふんわりとした髪の毛、そして洗練された完璧なまでの化粧姿、全てが脳裏に焼き付いたままで、近所の美容室を通るといつも覗きたくなるもう一人の自分に悩んでいます。
当日は、その他にも仮装ポニョの替歌ショーや全社員による爆笑自己紹介もあり、一芸に秀でた個性ある凄い仲間たちであることに改めて気づき、想像を超えた可能性を感じました。
「お客様に喜んでもらうことを喜びとする」
目の前の対象が変わっても、人に喜んでもらいたいという思いは商売の原点と同じです。
それは、創業140周年を迎えるわが社の原点を垣間見られた瞬間でもありました。
皆さん、楽しいひとときをありがとう。
その裏には、「思い」の上に成り立つ「準備と努力」があったに違いありません。
「記録」は消せますが、決してその「記憶」は消せません。
これからも、どんな仕事であれ、人に喜んでもらうという働く真の意味を見つめ、共に成長していきましょう。