カワモクの風

「９月末現在、県内の高卒者の内定率は３８．６％、夢と希望を持った１８歳の若者さえ１０人中６人も就職内定が出ていない、何とか一人でも多く採用してほしい」
先日、地域のハローワークの方からこんなメッセージがありました。厳しい雇用情勢を目の当たりにし、悲痛な感情と同時に、経営者として地域社会に貢献するためにも事業を成長させ、一人でも多くの次世代を担う若者の雇用を生み出したい。そんな思いの中、弊社では早くも平成２２年度４月の採用活動がスタート致しました。

弊社は「目的型採用」を重視しています。
「何のために仕事をするのか」
目的型採用においては仕事をする目的、即ち理念に深く共感する人との出会いを求めています。
私たちの「目的」は建設サービスを通じてお客様に喜んでもらい、役に立ち、地域に貢献すること。そして仕事の究極の目的は、そのことを通じて人間的に成長していくことです。即ち会社は自己実現の舞台です。ですからその「目的」が強く一致していれば、「目標」やその「手段」であるスキルやテクニックは入社してから磨けばいい。同じ「目的」を持った仲間との仕事は実に楽しく、大きな可能性を感じ新しい事業や仕事をも創造し、雇用までも生み出していくと考えています。
私たちは「目的」と「目標」を分けて考えることを大切にしています。
例えば「一級建築士を取得し一流の現場監督になりたい」という「目標」があるとします。ですがその根底には「人に喜んでもらいたい」「信頼される人になりたい」という目的があるはず。現場監督になるというのは「目的」を実現する「手段」。「目的」の思いの強さで「目標」の達成度合いが決まると信じています。
過日の９年連続２００本安打の大記録、イチロー選手のインタビュー。
これからも何か磨いていくものはありますか、との質問に対して
「目標の連続ヒットは日々の積み重ねの結果にすぎない、しかしたまに崩れる人間性を磨き続けていきたい」という究極の目的を語っていました。
超一流選手だからではなく、その考え方がまさに超一流選手を生んでいると確信しました。
同じ「目的」をもつ学生の皆さん、社員一同心からお待ちしております。