REPORT

カワモクの風

2010年4月 入社シーズンを迎えて

春爛漫、入学入社シーズンを迎え新たな門出を祝う季節となりました。我が家も高校、中学校、小学校へ同時に3人の子供達がそれぞれ入学するという、まさにトリプルアクセルの目のまわる舞台を迎えました。今まで育ててきたと思いながらも実は自分が成長させられていたことに気づかされた今日です。
今年も弊社では、多くの応募の中から縁あって巡り会った7名の新入社員を迎えることができ、大変嬉しく思うと同時に、責任の重さに身の引き締まる思いです。昨今の厳しい企業環境の中、7名もの新入社員を迎えることができましたのも、地域のお客様、取引先、そして社員の支えあってのことと感謝するところです。これから社会に羽ばたく皆さんには、仕事の「意義」や「喜び」を味わえる社会人になってほしいと切に願います。
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『仕事の「意義」と「喜び」の両方を得ることで人は持続的に幸福感を手にすることができる』
最近出会った一冊の本『HAPPIER』の一節で大変共感しました。
これは経営学を学ぶ最高峰、あのハーバード大学にて人気NO.1の講義を本にしたもので、肯定心理学をもとに、そもそも「幸せ」とは何かを問うています。
その中で「幸せ」の追求方法として「未来の利益」と「現在の利益」という概念を使って解説されています。「未来の利益」とは将来の幸せをつかむために今はいろいろ我慢しても頑張るというもの、「現在の利益」とは目の前の喜びを求めるというものです。
7名の皆さんの目指す生き方はどちらでしょうか、大切なのは両方で、かつバランスだと説いています。未来に向けて頑張る今の「プロセス」に幸せがあることで人は人生に「喜び」を見いだし、未来の幸せに向かって懸命に努力することで人生に「意義」が生まれると。
私たちの仕事の目的は、お客様に喜んでもらい役に立ち、そのことを通じて人として企業人として成長していくことです。これから目の前にくる仕事がどんな仕事であれ、情熱をもって全力投球で取り組むことにより、すべては人に喜んでもらい人の役に立つことにつながっている、仕事に大小や善し悪しはありません。その「思い」をもって実行していくことこそ、仕事を通じて「現在の利益」即ち「喜び」と「未来の利益」即ち「意義」を同時に見いだすことと確信しています。
「お客様に喜んでもらうことを喜びとする」
この究極の目的を実現するために、これから山あり谷ありの道のりを乗り越えていき、共に新しい歴史の1ページを刻んでいきましょう。