カワモクの風

現在、弊社は５Ｓ・ＶＭ活動の真っ直中です。
５Ｓとは、「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾」の徹底を通じて「ムダ」をなくし、問題点を顕在化することにより問題解決する強い企業体質づくりの全社活動です。ＶＭとは、ビジュアルマネジメントの略、壁ボードなどを利用し、企業全体の活動状況を全て「見える化」するものです。
５Ｓ活動で培った「小さな約束を守る体質」をベースとし、整理整頓による「物の見える化」から「業務の見える化」更には「管理の見える化」をはかり、日次、月次、年次の目標を達成していくマネジメントの方法です。「日常の生活習慣」から「仕事の成果」に結びつけるという大変深い取り組みで、非常に根気強い継続が求められます。

「御社に行くと整理整頓されていて、すごく気持ちいい、続けて頑張ってください」
昨年１年間の５Ｓ活動の成果。あるお客様からの嬉しい励ましのお言葉です。
「目標に対する現在地がメンバーと自然に共有でき、課題が明確になりました」
今年からスタートしたＶＭ活動の成果。部門リーダーの言葉が物語るように、社内にも浸透してきました。
キックオフから１年と６ヶ月、お陰様で全社一丸の取り組みにより、徐々に芽が出始めています。反面、丁度折り返し地点、継続の苦しさ難しさを感じている時期でもあります。
その様なとき、思い起こす言葉があります。それは、今夏甲子園で春夏連覇を果たした興南高校の我喜屋監督、「ここまでくる途中、個人的な技術面でもチームプレーにおいても劇的に変化した時期があった。それは、あいさつや整理整頓など日常生活の大切さを繰り返し説き、徹底してきたこと。小さな習慣や姿勢が、大事な場面でのプレーに現れる」と。
そして、先日、１０年連続２００本安打の偉業を成し遂げたイチロー選手の深い言葉、
「日々の小さな積み重ねがとんでもないことへの唯一の道」
「あたりまえの事を続けると当たり前でない結果が生まれる」
私たちは、問題解決できる強い企業体質づくりを通じて、お客様に喜んでもらえる企業をめざして参ります。変化とスピードを求められる時代、地道な活動の継続こそ価値あることを信じて。